大分市で不動産売却、不動産購入のご検討
油のにおいや汚染問題などから、ガソリンスタンド跡地の活用はできないと思われているようですが、ポイントを押さえれば安心して売却できます。
今回は、ガソリンスタンド跡地がそのままで売却できない理由と売却するための方法や注意点について解説します。
ガソリンスタンド跡地はそのままで売却できない？
一般的な土地と違い、ガソリンスタンドの跡地はそのまま売ることはできません。
なぜなら、ガソリンには土壌汚染を引き起こす特定有害物質が含まれているので、廃止する際には土壌汚染調査をおこなう必要があるからです。
ガソリンスタンド下に埋蔵されたガソリンタンクは、廃止とともに取り出され処分されます。
しかし、地下工事がずさんであったりすると、安定性がなく建物の基礎に影響を与えてしまいます。
地震などで地盤沈下が起こってしまうと、建物が倒壊する恐れがあることからも売却が困難になります。
また、跡地には独特な臭気や油汚れが残ってしまうため、購買意欲がそがれてしまう可能性があります。
ガソリンスタンド跡地を売却する方法
ガソリンスタンド跡地は居抜き物件として売る方法があります。
交通量の多い国道などに面していることが多く、立地条件が良いので安定した収益が見込めます。
このことからも、コンビニやモバイルショップとしても需要が高いだけでなく、設備を活かした洗車場やコインパーキングとしても人気です。
住宅地としての売却は難しいですが、法人や個人事業主にとっては、出店予定地としては魅力がある物件です。
また、更地にしてから売りに出す方法もありますが、跡地の解体には費用がかかるデメリットがあります。
ガソリンスタンド跡地を売却するときの注意点
ガソリンスタンドの跡地を売却するには、土壌の調査を実施し有害物質が残されていないことを証明する必要があります。
有害物質が残っていた場合には浄化しなければならず、そうでない場合にも臭気が残っていないのか、油汚れなどがないかを確認が必要です。
スムーズに売却するには、上述の対策も必要であるので、早めに調査と対策をはじめることをおすすめします。
さらに、不動産売却には告知義務があるので、買主に必ずガソリンスタンドがあったことを告知しなければいけません。
また、土壌汚染があった場合にも告知をしなければ、瑕疵があるにも関わらず黙って売ったとして損害賠償請求される恐れがあります。
契約不適合責任を追及されないために、契約前に必ず買主に必ず告知してください。
まとめ
ガソリンスタンドの跡地は、訳あり物件となりますので注意点も多く売れるまでに時間がかかります。
しかし、土壌調査をおこない対策を講じることで、法人や個人事業主が買い取ってくれるケースがあります。
調査や売却の手続きがうまくできないのであれば、訳あり不動産を得意とする不動産会社に相談すればスムーズに進むでしょう。
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