マイホームの売却方法には、不動産会社の仲介で買主を探すだけでなく、不動産会社と直接取り引きする買取というものがあります。
不動産買取は手間を省いて早く取り引きが進むことがメリットですが、トラブルには気を付けなければなりません。
そこで今回は、不動産買取でよくあるトラブルの事例をはじめ、解決策や回避する方法を解説します。
不動産買取でよくあるトラブル事例とは
一般的に、不動産買取を利用した場合の買取価格は、仲介などで買い手を探す方法での売却価格の70%程度になります。
これは再販売のためのリフォーム費用などを考慮して提示される価格であり、不当に低い金額ではありませんが、こうした事情を知らないとトラブルに発展するかもしれません。
また、家財道具など不要になった荷物をそのままにして不動産買取が可能な場合、処分費用の請求を巡ってトラブルになることもあります。
さらに、査定価格に納得して契約したにもかかわらず、契約後になって値下げされたというトラブルにも注意してください。
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不動産買取でのトラブルの解決策
不動産仲介の媒介契約を結んでいて不動産買取を勧められ、買取価格などの取り引き内容に納得できずトラブルになることがあります。
その場合、媒介契約を途中で解除すると違約金が発生するケースもあるため、有効期間終了後に媒介契約を更新しないことが解決策となります。
また、代金がスムーズに支払われないといったトラブルについては、適切な期間を定めて早期履行の請求をおこなってください。
定められた期間での履行がなかった場合、契約解除だけでなく損害賠償請求も可能です。
さらに、予想外の代金を請求されたというトラブルが発生した場合、書面の交付を受けてから8日以内であれば、クーリングオフができます。
重要事項が告知されなかったなど消費者契約法上の勧誘方法に問題がある場合には、この期間を過ぎたとしても契約解除が可能です。
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不動産買取におけるトラブルを回避する方法
買取価格に関するトラブルを回避するには、査定価格の妥当性を判断するためにも、自分で売却の相場価格を調査することが大切です。
国土交通省の土地総合情報システムなどを利用して、周辺で似た物件がいくらで取り引きされているか過去の取り引き実績も含めて調べると、おおよその相場価格が把握できます。
また、買取価格・不用品の処分費用・代金の入金日といったトラブルの原因となりやすい部分について、契約内容をこまかくチェックすることも大切です。
そのほかに、土地の境界線を巡るトラブルを回避するためには、売却前に境界確定測量を実施することもおすすめです。
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まとめ
不動産買取では、買取価格が安かったり予定外の代金請求があったりといったトラブルがよくあります。
トラブルを解決するには、媒介契約を更新しないほか、契約解除やクーリングオフなどを検討してみてください。
相場価格の把握や契約内容のチェックなど、自分でできるトラブル回避方法もチェックしましょう。
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