送電線の存在は、不動産の売却価格に影響を与えるとされています。
しかし、送電線にも種類があり、すべての送電線が不動産の評価を大きく左右するわけではありません。
今回は、送電線の下にある不動産の売却を検討している方に向けて、送電線にはどのような種類があるのか、不動産価格への影響や不動産評価を調べる方法について解説します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大分市の売買・投資物件一覧へ進む
送電線にはどのような種類があるのか
送電線の下に家があると売却価格が下がる恐れがありますが、売却価格にとくに影響を与えないものもあります。
そもそも送電線を専門的に定義すると、電圧の強さによって特別高圧・高圧・低圧の3種類に分かれ、電圧が高ければ高いほど売却価格を左右します。
特別高圧は、直流・交流ともに7,000Vを超え、高圧は直流が750V超~7000V以下、交流は600V超~7000V以下の電圧です。
そして、低圧は直流で750V以下、交流だと600V以下であり、変電所を経るたびに電圧が下がっていき、一般家庭に配電されるときには、100Vもしくは200Vまで下がります。
▼この記事も読まれています
不動産売却時に希望価格の決め方とこだわるほうが良い理由について解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大分市の売買・投資物件一覧へ進む
送電線の下は不動産の売却価格に影響を与えるのか
送電線の下にある不動産は、売却自体は可能ですが一般的な不動産よりもどうしても需要が低く、価格が下がってしまう傾向があります。
なぜなら、建築制限があり、建物が建てられなかったり、建てられても高さに制限があったりするからです。
また、電力会社から支払われている補償金の受け取り方法も、売却価格に影響します。
送電線を設置する契約を結んだ際に一括で補償金を受け取っている場合は、買主はその補償金を受け取れないため、その分値下げしなければなりません。
さらに、鉄塔や電線が風に当たったときに発する風切り音による騒音も、売却価格を下げる要因のひとつです。
▼この記事も読まれています
不動産売却の相談!相談先はどこにすれば良い?内容によって異なる相談先
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大分市の売買・投資物件一覧へ進む
送電線下の不動産評価を調べる方法と売却前に確認すること
送電線の下にある不動産の評価額を調べるには、国有地の評価基準を参考にすると良いです。
国が送電線の下の国有地を電気事業者に使用させる場合、更地価格の30%を評価額とすることが定められており、この価格からある程度は評価額が予測できます。
また、売却前には「地役権設定登記」と「送電線架設保持に関する契約」の2点について確認する必要があります。
地役権を設定するときは、不動産の所有者に対して一括でお金が支払われることが一般的であり、設定された地役権は登記簿謄本で確認が可能です。
送電線架設保持に関する契約が、電気事業者と不動産の所有者との間で締結されている場合、年払いで継続してお金が支払われている可能性が高いです。
▼この記事も読まれています
売れない家はどうなる?売れ残る理由とその対策についても解説!
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大分市の売買・投資物件一覧へ進む
まとめ
送電線には特別高圧・高圧・低圧の3種類があり、すべてが不動産の売却に影響を与えるわけではありません。
ただし、建築制限があるなどの理由で需要が少なく、売却価格も下がる傾向にあります。
評価額を知るには国有地の評価基準が参考になり、売却前には地役権設定登記と送電線架設保持に関する契約の確認が必要です。
大分市で不動産売却は株式会社BEAR.FRUITにお任せください。
お客様のご要望に真摯に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大分市の売買・投資物件一覧へ進む