家の資産価値は、経年とともに減少していくケースが一般的です。
これからマイホームの売却を検討するにあたり、3000万円で購入した家の10年後の価値はいくらくらいなのかが気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「3000万の家はいくらで売れるのか」について、土地と建物の評価方法や売却価格に影響を与える要因とともに解説します。
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10年後の価値は？3000万の家はいくらで売れる？
不動産のうち、建物の資産価値は時間とともに減少していきます。
実際、国土交通省の「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」によると、建物の資産価値は築年数が1年経過するごとに約5％減少、築10年で価格は約50％減少すると試算されています。
ただし建物とは違い、土地価格はほぼ変動しません。
そのため土地価格を1000万円と仮定すると、3000万円で購入した家の10年後の価値は約1000万円となります。
ただし売却価格にはさまざまな要因が絡んでくるため、3000万の家がいくらで売れるのかは一概にはいえません。
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10年後の価値は？3000万の家の評価方法
3000万の家を評価する方法のひとつは、取引事例比較法です。
取引事例比較法とは、過去の成約事例をもとに不動産の評価額を算出する方法です。
また、3000万の家を新築したときにかかる費用から減価償却分を差し引いて評価額を算出する原価法と呼ばれる手法もあります。
原価法を計算するときには、耐用年数から築年数を差し引いた残存年数を用います。
耐用年数は3000万の家が木造なら22年、鉄筋コンクリート造なら47年です。
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3000万の家の売却価格に影響を与える要因
不動産の売却価格は、築年数だけでは決まりません。
築年数の経過にともなう劣化状況にくわえて、最寄り駅からの距離や周辺環境などさまざまな要因が組み合わさって決定されます。
またエリア内で再開発がおこなわれたなど、土地の価格が上昇したときには購入時よりも高い価格で売れるケースもあります。
一方で、駅から遠い、エリア内における人口が減少しているなどのケースではそもそもの需要が見込みにくいため、3000万の家の売却価格も安くなってしまいかねません。
3000万の家の正しい10年後の価値が知りたいのなら、不動産会社に査定を依頼して査定価格を算出してもらうことが得策です。
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まとめ
3000万の家のうち建物部分の資産価値は築10年で約50％にまで減少しますが、土地の価格はそれほど変動することはありません。
3000万の家の評価額を算出する方法には、取引事例比較法や原価法があります。
また3000万の家の売却価格は立地条件やエリア内における開発状況などさまざまな要因によって変動するため、正確な価値を知りたいときには不動産会社に相談することがポイントです。
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